医学
皮肤病科
肢端皮炎
拇指
口腔正畸科
解剖
病理
替代医学
作者
Daisuke Utsumi,Ikumi Nakamura,Sayaka YAMAGUCHI,Shigetaka MATORI,Takuya Miyagi,Yoshiyuki Kariya,Kenzo TAKAHASHI,Hiroshi Uezato
出处
期刊:Nishi Nihon hifuka
[Kyushu University]
日期:2013-01-01
卷期号:75 (4): 304-308
标识
DOI:10.2336/nishinihonhifu.75.304
摘要
74 歳,男性。約 5 年前より特に誘因なく右拇指の爪甲が肥厚し,同爪甲下に膿疱が出没を繰り返していた。近医皮膚科にて爪白癬と診断され,抗真菌薬の外用,内服治療を受けていたが,症状が改善しなかったため当科を紹介され受診した。病変は右拇指の 1 指のみに限局し,右拇指末端の腫脹,爪甲の肥厚および粗造化,爪甲下膿疱,爪周囲の紅斑,落屑を認めた。複数回の爪甲の真菌直接鏡検,真菌培養検査はいずれも陰性であった。2 回行った膿疱の細菌検査では有意な細菌は検出されなかった。爪の病変部より皮膚生検を施行し,病理組織学的所見では角質の増生および不全角化,表皮突起の規則的な延長,Kogoj 海綿状膿疱が認められた。以上のことから Hallopeau 稽留性肢端皮膚炎と診断した。プロピオン酸クロベタゾールおよびカルシポトリオールの外用治療にて,爪甲の肥厚および粗造化の改善,膿疱の消失を認めた。自験例と併せて,1984 年以降に本邦で報告された Hallopeau 稽留性肢端皮膚炎の 17 症例の集計を行った。初診時に爪甲の変形が 1 指に限局していた症例は 10 例であり,決して稀ではないことが示唆された。
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