化学
摩尔质量分布
材料科学
分析化学(期刊)
聚合物
有机化学
作者
Yasushi KONDO,Yo Nakamura
出处
期刊:Kobunshi Ronbunshu
[Society of Polymer Science]
日期:2012-01-01
卷期号:69 (7): 387-391
被引量:3
摘要
重量平均分子量Mwがそれぞれ3.55×105, 7.06×105, 1.09×106のポリスチレン標準試料に対してサイズ排除クロマトグラフィー–多角度光散乱(MALS)測定を行った.分子量分布および拡散などによるピーク幅の拡大効果をそれぞれGauss関数によって表すことにより,屈折率(RI)検出器による流出曲線と各流出時間におけるMwおよびz-平均二乗回転半径〈S2〉zのMALSによる測定値を表すことができた.次いで,これら3試料の混合物に対して同様の測定を行った.得たRI流出曲線は各試料に対する流出曲線の和で表されなかった.これは,低分子量成分がカラム中のゲル表面の細孔をふさぎ,高分子量成分を排除したためと理解された.この効果を考慮することで,混合試料に対するRI流出曲線,Mw,〈S2〉zの測定結果をほぼ定量的に表すことができた.〈S2〉zをMwに対してプロットすると,高分子量領域では標準データ(文献値)に近くなったが,分子量の低下とともに上にずれ,低分子量で再び標準データに近づいた.この標準データからのずれはz-平均分子量MzのMwに対する比Mz/Mwの増大と対応した.Mz/Mwを流出時間tの関数として表すと,流出初期では1に近いが,tとともに増大し,極大を経た後に再び1に近づいた.この極大に対応するtはRI流出曲線の極大値におけるtよりも長時間にあった.これは,少量含まれる高分子量成分がMz/Mwを効果的に増加させることによるものと理解された.
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