水に浸潰したときの3種の組成(メタグリル酸エチル(EMA)/メタクリル酸グリシジル(GMA)=9/1,8/2,713モル比)の共重合体の収着過程をζポテンシャルの経時的減少過程から追究した。共重合体のガラス転移点Tgを含む温度範囲(室温から約80℃)で測定した。ζポテンシャル(流動電位法から求まる)から得られる速度定数Kを収着から直接得られる拡散定数Dと比較した。その結果は以下のとおりである。(1)Kは収着過程の組成依存を明確に示した。すなわち, GMAの増加にしたがってT > Tgにおける活性化エネルギー E 1 2(負)は増加し, T > T,における活性化エネルギー E l zは減少した。(2)Dから得られる活性化エネルギー(E 1 S と E 2 s)は組成依存を明確には示さなかった。しかし,室温に近い温度においては収着量への水和の寄与がみられた(組成8/2と7/3共重合体)。