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出处
期刊:Japan Tappi Journal
[Japan Technical Association of the Pulp and Paper Industry]
日期:2021-01-01
卷期号:75 (2): 113-117
标识
DOI:10.2524/jtappij.75.113
摘要
持続可能社会の実現に向け,木質バイオマスの多面的な利用が求められている。中でもセルロースナノファイバー(CNF)は,木質パルプから得られる,様々な特長を持つ新規ナノ材料として注目されている。当社では,木質パルプに化学的な前処理「リン酸エステル化」を行ったのち機械処理することで,高効率で完全ナノ化(約3nm幅への微細化)したCNFを製造する方法を確立した。リン酸化CNFの水分散液は高透明かつ高粘性で,せん断力を加えると粘度が低下し,静止すると粘度が元に戻るチキソトロピー性も有し,pH3-11という幅広い液性でも安定している。また,リン酸化CNF水分散液から水を取り除くことで,リン酸化CNFシートを作製できる。このシートは紙のような柔軟性がありつつも,高い透明性と強度を有し,熱寸法安定性にも優れている。当社では水分散液やシートの実証プラントをすでに稼働し,実用化を進めている。実用化の第一段階として,水分散液は化粧品用増粘分散剤やコンクリート圧送用先行剤,シートは卓球ラケット用素材といった用途で製品採用された。さらに,リン酸化CNFのさらなる改質によって有機溶剤中への分散が可能となる。このCNFはパウダー状で,その溶剤分散液は水分散液と同様に透明性や粘性を有する。これにより,溶剤系の用途への適用可能性が高まった。加えて,リン酸化CNFによるポリカーボネート樹脂の高機能化技術の開発も進めている。我々は今後もリン酸化CNFの特長を活かし,さらなる用途開発を進めていく。
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